「最近、ふつうの釣りに飽きてきた」
そんな方におすすめなのが、「カヤックフィッシング」です。
カヤックフィッシングなら、釣りとカヤック、二つのスポーツが同時に楽しめます。
波や潮風をダイレクトに感じながら釣りができるのも、カヤックフィッシングの醍醐味です。
今回はカヤックフィッシングに興味があるという方のために、必要な道具やベストシーズン、楽しみ方や注意点などについて説明していきます。
カヤックフィッシングとは
カヤックは、両端に水かきの付いたパドルで漕ぐタイプのカヌーです。
カヤックは、パドルを使って海や川を漕いでいくアクティビティです。
このほかに、カヤックに乗って海や川を移動しながら、釣りをする楽しみ方もあります。
これこそが、カヤックフィッシングです。
カヤックフィッシングに必要な道具
カヤックフィッシングに必要な道具は、以下のとおりです。
- フィッシングカヤック
- パドル
- ルーフキャリア
- カヤックカート
- アンカー
- ライフジャケット
- パドルフロート
- シーカヤックポンプ
- ビルジスポンジ
- ホイッスル
- フラッグ
- パドルリージュ
カヤックフィッシングは競技用ではなく、釣り用の「フィッシングカヤック」に乗って行います。
漕ぐのに使うパドルは、海中に落としてしまった場合に備えて、予備も積んでおきましょう。
「ルーフキャリア」は、カヤックを車の上に乗せて運ぶための道具です。
「カヤックカート」は、カヤックを海辺まで運搬する時に使います。
ルーフキャリアとカヤックカートを使えば、自宅から海辺までカヤックを簡単に運べます。
「アンカー」は、船で言う「いかり」のようなものです。
アンカーを海底に沈めることで、カヤックが波や風に流されることを防ぎ、安定した環境で釣りが楽しめます。
「ライフジャケット」は海に落ちた時に浮かべるように着用するベスト、「パドルフロート」はパドルに被せるタイプの浮具で、海に落ちてしまった時、カヤックに乗り込むために使います。
「パドルリージュ」は、パドルを海に落として失くさないよう、パドルとカヤックをつないでおくためのベルトです。
「シーカヤックポンプ」と「ビルジスポンジ」は、ともにカヤックの中に入ってきた水を排出するためのアイテムです。
ホイッスルは緊急時に助けを呼ぶ時のために、「シーフラッグ」は他の船から視認されやすくなるように使います。
カヤックフィッシングのベストシーズン
カヤックフィッシングのベストシーズンは、秋だと言われています。
なぜなら秋には、色んな種類の魚が岸に近づいてくるからです。
また、秋は海の温度がまだ温かく、落水しても寒くないのもベストシーズンと言われる理由の一つです。
カヤックフィッシングの楽しみ方
カヤックフィッシングは、海、湖、川と主に3つのフィールドで楽しめます。
フィールドによって、釣れる魚の種類が変わります。
海でするカヤックフィッシングは、川や湖よりも色んな種類の魚を狙えるのが特徴です。
季節によって釣れる魚の違いを楽しめるのも、海でのカヤックフィッシングの醍醐味だと言えるでしょう。
海でのカヤックフィッシングでは、シーバスなどの大きな魚や、鯛などの高級魚を狙えるのもメリットです。
ただし海でのカヤックフィッシングは波があるぶん、湖と比べて難易度が高くなっています。
そのため初めてカヤックフィッシングをするという人は、まずは講習会や体験ツアーなどに参加するのがおすすめです。
講習会や体験ツアーでは道具もレンタルできるため、装備を自分で揃える必要もありません。
講習会はサーフショップなどで定期的に開かれているので、近くのショップに問い合わせてみるといいでしょう。
カヤックフィッシングの注意点
初心者は、春と冬にカヤックフィッシングをするのは避けたほうが賢明です。
なぜなら春と冬には、海上で強い風が吹いているからです。
風が強い時期はカヤックが転覆したり、風に押し戻されて陸に戻れないなどのトラブルが起こりやすくなっています。
そのため初心者は、夏から秋にかけて、カヤックフィッシングにチャレンジしましょう。
まとめ
カヤックフィッシングは、カヤックに乗って釣りをするマリンアクティビティです。
カヤックで移動しながら、魚の釣れそうなポイントを探し、自由に海上を移動できるのがカヤックフィッシングのメリットです。
カヤックフィッシングは、秋がベストシーズンとなっています。
春や冬は強い風が吹いているため、初心者は避けたほうが賢明です。
またカヤックフィッシングを本格的に始めるには、色々な道具を準備しなければなりません。
これからカヤックフィッシングを始めるという方は、まずは講習会や体験ツアーなどに参加してから、本格的に始めるかどうかを決めるといいでしょう。