サーファーたちがかぶっているサーフハットやサーフキャップ。マリンスポーツに帽子ってマッチしないような気がするけれど、実はちゃんとした理由があります。こちらでは、サーフィンする時のハットやキャップの重要性やその違い、デザイン性や機能性に優れた人気の商品などをご紹介します。準備するかどうするか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
サーフキャップとは!?
サーフキャップとは、その名の通りサーフィンをする時に被る帽子の事。スタイルにも気遣うサーファーたちが被っているあの帽子は、実はおしゃれのためだけではなく、それなりの機能があるからなんです。
日焼け防止と視界確保
近年、日焼けが及ぼす様々な影響が言われるようになり、サーファーの多くも日焼け対策を行うのが常になってきました。直射日光を浴びてしまう海の上にいるわけですから、頭部に感じる日光熱はかなりのものです。
また、ビーチで塗った日焼け止めも、海水で流されてしまいがち。サーフキャップのわずかな日よけでも、あるのと無いのとではかなり違います。
サーフキャップの日よけは、視界確保にも有効です。サーフィン中は、光が反射する水面が眩しく、波が見にくいことがあります。テイクオフのタイミングを逃さず、スムーズにサーフィンを楽しむためにも視界確保は重要なポイントとなります。
病気やケガを防止する
海水浴シーズンになるとたまに見かける、タンカで運ばれる人。その原因の多くは熱中症に関わるものなんだそう。日に焼けたり海風にあたっていたりするだけで体力は消耗しますので、海では体調を崩しやすいのが当たり前です。練習に夢中になっている初心者のサーファーやお子さんなどは特に気を付けていただきたいですね。
また、サーフィン中は自他に限らず、ボードにぶつかるなどの事故もあります。サーファー同士で気をつけることは最優先ですが、キャップをかぶることで直接の刺激は最低限避けられます。
紫外線による髪のダメージを防ぐ
サーファーキャップを被ることで、髪の毛や頭皮に直接紫外線を浴びずに済みます。塩分を含んだ海水に浸かった髪の毛はそれだけでもダメージに繋がります。そこへ更に紫外線を浴びれば、髪色や髪質、頭皮に良くない影響を与えてしまうのは当然ですね。
サーフハットとサーフキャップ どちらが良いの?
サーフハットとサーフキャップの違いは、その形にあります。サーフハットは、帽子のツバがクラウン(頭部を覆う部分)の円周についており、サーフキャップはツバがないか、もしくは前方や一部にバイザー(日よけ)がついています。
「ハット」の種類は、ストローハット・パナマハット・マウンテンハット・ボーラーハットなどが知られていますね。対して「キャップ」の種類は、ベースボールキャップ・ニット帽・ハンチング・ベレーなどがそれにあたります。
さて、では、サーフハットとサーフキャップ、サーフィンをするなら果たしてどちらが良いのでしょう?パタゴニアやオニールなどの有名ブランドでも、サーフハットとサーフキャップの両方があって迷う方が多いかと思います。
まず考えたいのは、ハットにしてもキャップにしてもサーフィン中に脱げてしまわないかどうかです。高波をかぶったりドルフィンスルー(波をくぐりぬけること)をするたびに脱げたりする帽子では、気になってサーフィンどころではありません。
素材がメッシュの帽子などは波をうまく逃がしてくれるので脱げにくいですし、熱がこもらないため涼しいのでおすすめです。寒い時はウォームタイプを。また、あご下でしっかり留めるストラップがついていれば、より安定します。
次に、日焼けです。ツバ(日よけ)が広ければそのぶん紫外線を避けられますので、日焼けを気にするならハットの方が良いでしょう。ツバとは別にメッシュのサンシェードがついているサーフハットなどもあります。
最後にデザイン性です。サーフブランドやアウトドアブランドから、お洒落な帽子がたくさん出ています。ウェットスーツやボードのイメージに合わせて選ぶのも良いですし、お好みのブランドから選んでも良いでしょう。
ハットとキャップ、どちらが良いというものではなく、自分のスタイルや優先順位に適したものを選ぶのがおすすめです。機能性とデザイン性に優れたサーフハットとサーフキャップを7つご紹介しますので、なかなか選べない方は参考にしてみてください。
おすすめサーフキャップ7選
TAVARUA サンシェード付きスタンダードサーフハット
ツバに芯が入っていてしっかりとした作り。うなじまでカバーできるサンシェードで日焼けをカバー。取り外しも出来るのでタウンユースも出来て便利。
FCS ウェットサーフハット水陸両用
ウェットやラッシュガードと接続できるコードつき。ドルフィンスルー時にツバ部分の海水が排出される設計となっており、乾燥性にも優れています。
OCEAN&EARTH インドサーフハット
アゴや頭部のストラップで自分のサイズに調節可能。波の高い日もしっかりフィットしてくれます。ツバ折れを防ぐしっかり設計で視界を妨げません。
VAXPOT サーフハット VA-4150レディース
頭部や顔まわりの日焼けを防ぎながら、サイドのメッシュ窓で水を抜けやすく、また頭を蒸れさせない工夫が施されています。
TAVARUA レディースUVカットストレッチサーフハット(ツバ広)
東レ(株)のPlute FDという素材を使用。SPF50+で、日焼けを気にする女性におすすめのワイドタイプのサーフハットです。カラーバリエも豊富。
TAVARUA スタンダードポケッタブルサーフキャップ
日差しを防ぎ、視界を保ってくれるフロントツバがついたサーフキャップ。あご紐は取り外し可能で、ストラップは収納できる。サーフィン以外のシーンでも活躍してくれます。
TAVARUA ウォームフラットサーフキャップ
タバルアの人気サーフキャップから冬バージョンが登場。保温性の高いネオプレーン裏地仕様が暖かく、強風や冷たい水温の時におすすめ。
お気に入りのサーフキャップを被ってサーフィンを安全に、快適に楽しみましょう。