水深300mなどの水中でも使えるダイバーのための防水ウォッチ「ダイバーズウォッチ」。その先駆けであるロレックスの「サブマリーナ」は50年以上経った今でも進化を遂げ、長きに渡って愛されています。そのロレックスから主にクルーザーに乗ったりヨットを楽しんだりする人たち向けに販売された「ヨットマスター」も今なおモデルチェンジを繰り返して販売される人気シリーズになっています。今回はロレックスの「ヨットマスター」をご紹介します。
ヨットマスターとは
ロレックスが1953年に販売した、ダイバーのための時計「ダイバーズウォッチ」の先駆け「サブマリーナ」は50年以上経った今でもモデルチェンジを繰り返しながら、根強いファンを持つ、人気時計です。そんなロレックスが1992年に海を愛する人向けに新たなシリーズを販売しました。それが「ヨットマスター」です。ヨットマスターはダイバー向けのダイバーズウォッチとは異なり、ヨットやクルーザーを楽しむ人をターゲットにしており、初代のモデルは18金イエローゴールドの金無垢モデルで、高級感のあるセレブ向け時計だったことがわかります。スポーツモデルの腕時計としては初めて、ペアでの着用を想定し、メンズ、ボーイズ、レディースという3つのサイズが販売されました。(現行モデルはメンズ・ボーイズの2種類)
ヨットマスターが人気を集める転機となったのが、1999年にモデルチェンジされた「ヨットマスター ロレジウム」です。ステンレスとプラチナのコンビネーションを取り入れたこのモデルは一躍人気となり、ヨットマスター人気を不動のものにしました。2007年には本格的なヨットレースをコンセプトとした「ヨットマスターⅡ」が販売されました。新機能である「レガッタクロノグラフ」と呼ばれるカスタム出来るカウントダウン機能を搭載していました。さらに従来のヨットマスターは2012年に、フルモデルチェンジを果たし、ロレックスが5年間をかけて開発した「パラクロム・ヒゲゼンマイ」を搭載した、ロレックスの技術を結集した1本になっています。
ヨットマスターの魅力
ヨット・クルーザーを楽しむ人向けの腕時計ですが、サブマリーナ同様、逆回転防止ベゼルを搭載している他、防水性能も水深100mまで対応しており、耐水性に優れています。また、ロレックスの特徴でもある、小窓に日付が表示される「デイトジャスト」も初代モデルから搭載されています。
ロレックスが誇る技術が詰まった1本といっても過言ではないヨットマスターシリーズはヨット・クルーザーを楽しむ人はもちろん、あらゆる人におすすめしたい1本です。
歴代のヨットマスター
ヨットマスター 16628
1992年に発売された初代ヨットマスター。当初は高級感ある金無垢タイプのみだったが、1997年にコンビモデルも発売。
期間:1992年-2013年
ヨットマスター 16622
ヨットマスターを人気シリーズに成長させたステンレスとプラチナの「ロレジウム」
ヨットマスター 16623
初代モデルのように金を取り入れたモデル。ダイヤルカラーは、シャンパン・ホワイト・グレー・ブルーの4色展開。
期間:2004年-2016年
ヨットマスター 116622
現行モデルのヨットマスター。定価で約110万円です。
ヨットマスター 116621
現行モデルのヨットマスター。定価で約140万円です。
ヨットマスター 116655
現行モデルのヨットマスター。
ヨットマスターⅡ
ヨットマスターⅡは、本格的なヨットレースに対応したスポーツモデルのヨットマスターですヨットレースのためのレガッタクロノグラフ機構を搭載し、カウントダウンが可能に。2007年には18KYGと18KWGモデルのみが発表され2011年に18KPGとステンレスのコンビモデル、2013年にステンレスモデルが販売されました。