日本を代表する魚の1つに、「マグロ」を挙げることに異論をはさむ人はほぼ皆無といってもよいでしょう。マグロは日本のあらゆる港で水揚げされており、ブランド化も盛んです。その中でも「大間のマグロ」といえば、日本を代表するマグロの王様といっても過言ではありません。なんといっても高級であり、一番肝心の味がとてもおいしいことで知られています。今回は、マグロの王様「大間のマグロ」についてご紹介していきたいと思います。
大間のマグロとは
大間のマグロは、青森県の下北半島の突端に位置する、大間崎にある大間港に水揚げされた本マグロ(クロマグロ)のことをいいます。クロマグロは「海のダイヤ」とも呼ばれています。これは、クロマグロの表面の色もさることながら希少価値がとても高く値段も高いさまが、まるでダイヤモンドのようになっていることからきているのでしょう。また、それだけの高級魚であり味も格段においしいことから需要が常にある状態となっています。
大間港のある青森県大間町は、本州最北端の町です。大間町は、以前からマグロを中心とした漁業の町として栄えていました。マグロはもちろんのことですが、もちろん他の魚の漁獲量も多いです。なぜ、本州の最北端の街で漁業が盛んに似合ったのでしょうか。
大間町は津軽海峡に面しています。津軽海峡には、黒潮や対馬海流・千島海流が流れ組んでくるところにあります。プランクトンが豊富にあります。そして、そのプランクトンを主食にしているイカやイワシも多く生息しています。それらを食べるクロマグロはとても身が詰まっており、とてもおいしいとされているのです。
大間のマグロは何が凄い?
大間のマグロの凄さの中でもまず最初に、「大間のマグロの大きさ」にあります。
クロマグロの寿命は20年~30年とされており、最大で8m・700㎏まで成長するものもあります。大間漁港では7歳~13歳までの、最大400㎏以上のものが水揚げされています。
また、大間漁港のマグロの漁法は一本釣りを採用しています。この漁法は、あまり大量に捕獲することはできません。しかしその一方で釣れた魚の後処理を、魚が弱ってしまう前にできます。また、釣った魚をほとんど傷つけることがないため、より新鮮な状態で出荷することができるのです。
豊富なエサがあり、それを食べた、とてもおいしいマグロと、極力傷つけずに新鮮な状態で出荷させる漁師さんの努力が、「大間のマグロ」という高級なブランドマグロの品質を維持し続けているのです。
大間のマグロが美味しいのはいつ?
このように日本最高級の存在でもある大間のマグロは、決していつでも捕獲できるわけではありません。近年では7月にマグロ漁が解禁され、12月まで続くのが一般的です。そのためこの時期になると、美味しい大間のマグロを堪能することができるでしょう。
なお、大間のマグロの旬は水温によって決まるとされています。漁の時期と照らし合わせると、毎年11月~12月にかけてが旬に当たると考えられています・この時期になるとマグロは大きくなり、脂ののったおいしい大間のマグロを多くの店で楽しむことができるでしょう。
地元大間町で大間マグロを食べるならこのお店
大間に行ったら食べたいお店をご紹介します。
海峡荘
大間でも指折りの名店が「海峡荘」です。こちうは大間のマグロをふんだんに使用した丼が大きな特徴です。下にご飯があるようには全く見えないほどの量のマグロを乗せたマグロ丼は価格もリーズナブルです。ランチにぜひ行きたいお店です。
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魚喰いの大間んぞく
元マグロ漁師が店主のお店です。マグロの味が絶品なのは言うまでもありませんが、マグロの解体ショーもやっているようでイベント盛りだくさんとなっているのが特徴です。子供から大人まで楽しめる名店です。
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浜寿司
こちらのお店は、有名人も取材に訪れるという超有名店です。大間のマグロの中でもより脂がのったものを厳選してお寿司にしているので、とてもおいしいと評判のお店です。
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東京で大間マグロを食べるならこのお店
初音鮨
大型の大間のマグロを仕入れて、お寿司にして食べられるお店です。
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寿司 さいとう
こちらのお店は、ミシュランガイドで6年連続で三ツ星を獲得した超有名店です。マグロも、そしてお寿司自体も最高級です。少々お値段は張るかもしれませんが、ぜひ行ってみたいお店です。
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ボワ ヴェール
こちらは、大間のマグロをはじめとして青森県の創作料理が楽しめます。田舎を思い出す人、新たな発見をする人、様々な人がこのお店を利用できると思います。、チェックしておいて損はないでしょう。
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大間のマグロは様々なところで食べることができます。また、インターネットを利用してお取り寄せも盛んにおこなわれています。ぜひ、本物の味を堪能してください。