サーフボード リペア

サーフィン

 

投稿日時:

最終更新日: 2019.05.2

初心者でもできるサーフボードのリペア(修理)方法

サーフボードは岩にぶつけたり、地面に落としたりすることで、簡単に傷がついてしまいます。

傷を放置したままにしていると、サーフボードの内部に海水が侵入し、破損がより深刻なものになってしまいます。

そのためサーフボードに傷が付いたら、すぐに修理するようにしましょう。

今回は、初心者でもできるサーフボードのリペア方法について紹介していきます。

目次

リペアに必要な道具

サーフボード リペア

サーフボードのリペアをするうえで必要な道具は、以下のとおりです。

  • レジン
  • レジンの硬化剤
  • 紙コップ
  • ヘラ
  • ガラスクロス
  • サンドペーパー
  • マスキングテープ
  • はさみ
  • 着色用の塗料

ここではそれぞれの道具について、簡単に説明していきます。

レジン・硬化剤・紙コップ・ヘラ

「レジン」は、英語で「樹脂」を意味します。

サーフボードの傷の修復には、このレジンが使われます。

「硬化剤」は、レジンを固めるための薬剤です。

レジンは液状ですが、硬化剤を混ぜることで固形になります。

レジンと硬化剤は紙コップに入れて混ぜ合わせた後、ヘラを使ってサーフボードの傷部分に塗っていきます。

ガラスクロス

「ガラスクロス」はガラス製の布で、サーフボードの傷部分を覆うのに使います。

ガラスクロスには、「4オンス」「6オンス」「8オンス」「10オンス」などの種類があり、オンスが大きいものほど重くなっています。

サーフボードのリペアには、4~6オンスを使うのが一般的です。

サンドペーパー

「サンドペーパー」は紙やすりのことで、サーフボードの傷部分を削るのに使います。

「#60」「#80」「#100」「#120」「#240」などの種類があり、数字が小さいほど粒が荒く、大きいほど細かくなっています。

サーフボードのリペアには、#60~#120程度の荒いサンドペーパーがおすすめです。

マスキングテープ

マスキングテープは、サーフボードの傷以外の部分にレジンがつかないよう、保護するために使います。

はさみ

はさみは、ガラスクロスやマスキングテープをカットするのに使います。

着色用の塗料

リペアが終わると、修復した箇所は白くなります。

白色以外のサーフボードの場合、修復した後、その部分の色だけ違って目立ってしまうので、リペア完了後に同じ色の塗料を塗ります。

サーフボードのリペア(修理)方法

ここまでの説明で、サーフボードのリペアに必要な道具と、それぞれの役割が分かったはずです。

では次から、これらの道具を使った、サーフボードの具体的なリペア方法について説明していきます。

ステップ①サーフボードの破損箇所をサンディングする

まずは傷部分を、サーフボードの芯材である「フォーム」が出ない程度の深さまで、#60~#120くらいのサンドペーパーで削っていきます。

同時に、傷の周辺部分も浅く削っていきましょう。

サンディングする周辺部分の面積の目安は、傷の3倍程度です。

ステップ②破損箇所の周りにガラスクロスを貼る

サーフボード リペア

サンディングした箇所と同じ大きさ(傷の3倍くらいの大きさ)にガラスクロスをカットし、マスキングテープで仮止めします。

この後に塗るレジンがボードにたれないよう、テープは広めに貼りましょう。

ステップ③破損箇所にレジンを塗る

紙コップにレジンと硬化剤を100:1の割合で入れて、ヘラで混ぜます。

混ぜ終わったら、レジンをヘラでガラスクロスの部分に塗布していきます。

レジンは念のため、2度塗りしておきましょう。

ステップ④レジンを乾かす

レジンを塗り終わったら、固まるまで、1日くらい放置しましょう。

ステップ⑤破損箇所に貼ったガラスクロスをサンディングする

サーフボード リペア

レジンが乾いたら、サンドペーパーで固まったレジンを削っていきます。

ある程度サンディングしたら、マスキングテープを剥がし、さらに削っていきましょう。

サンドペーパーは、最初は#80などの荒いものから、徐々に細かいものに変えていきます。

レジンを塗った箇所の盛り上がりがなくなり、表面が平らになったら、リペアは完了です。

ステップ⑥修復箇所に塗料を塗る

先ほども説明したとおり、修復した箇所は色が白くなっています。

そのためサーフボードの色が白以外の場合、修復箇所に同じ色の塗料を塗っておきましょう。

まとめ

傷がついたサーフボードをそのまま使っていると、内部に海水が侵入してきて、傷が黄ばんだり、剥離したりしてしまいます。

そうなる前に、傷がついたら、早めにリペアするようにしましょう。

傷がついた程度なら、ショップに行って修理を頼まなくても、自分でリペアできます。

サーフボードに傷がつくのは珍しいことではないので、サーフィンをする方は、この機会にリペア方法を覚えておきましょう。

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