海水浴・マリンスポーツの天敵と言えば、クラゲですよね。
そんなクラゲ対策に関して、年中サーフィンを楽しむサーファーはどんな対策をしているのでしょうか。
サーファーならきっと私達が知らないクラゲ対策のマル秘テクニックを知っていそうですよね。
今回は、サーファーが実践しているクラゲの対策法や、刺されてしまった場合の対処法について紹介していきます。
サーファーはクラゲと戦っている
サーフィンをするうえで欠かせないのが、クラゲ対策です。海水浴場はクラゲが侵入できないように網が引かれており、また、クラゲが増えてくるシーズンは、8月後半にかけてなので、あまりクラゲに困ったということはないかもしれませんが、油断は大敵です。
また、海水浴場以外の海で年中サーフィンやマリンスポーツを楽しむ人にとっては、常にクラゲ対策が欠かせません。
日本に生息しているクラゲのなかには、危険度の低いものから高いものまで、色々な種類がいます。特に水色の「カツオノエボシ」には、注意が必要です。
カツオノエボシは強い毒性を持っており、刺されると、電流を受けたような激痛に襲われます。
二度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こし、ショック死することさえあるのです。
何の対策もせずにサーフィンをしているとクラゲに刺されるリスクが高まります。
上記のような事態に陥らないように、サーフィンをする際は必ずクラゲ対策をしましょう。
とはいえ、どのように対策していいか分からないという方もいるはずです。
そこで今回はそんな方のために、サーファーがやっているクラゲに刺されないための対策と、刺されてしまった場合の対処法について説明していきます。
海水浴などでも役に立つので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
サーファーがやっているクラゲ対策法
事前に対策しておけば、海に入っても、クラゲに刺される確率をグッと減らすことができます。
ここでは、サーファーが実践しているクラゲ対策について説明していきましょう。
ウェットスーツやラッシュガードを着る
クラゲに刺されないためには、ウェットスーツを着るのがおすすめです。ウェットスーツを着れば、肌の露出が抑えられる分、クラゲに刺される確率も低くできます。
とはいえウェットスーツは、夏に着るのは厳しいかもしれません。その場合は、薄手のラッシュガードを着るようにしましょう。
海水浴にラッシュガードを着て楽しむのもオススメです。
クラゲ予防の日焼け止めを塗る
クラゲに刺されないためには、クラゲ予防の日焼け止めを塗るのも有効です。クラゲ予防の日焼け止めである「SAFE SEA(セーフ・シー)」は、クマノミの表皮の粘膜を成分にして作られています。
SAFE SEAは、クラゲの仲間であるイソギンチャクがクマノミを刺さないことをヒントに開発された日焼け止めローションです。
クマノミの表皮の粘膜を成分にすることで、クラゲを寄せ付けないのではなく、仲間だと思わせることで刺されないようになっています。
SAFE SEAを塗った後は、10分くらい乾かしてから海に入りましょう。ウォータープルーフなので、海中で日焼け止めが落ちる心配はほとんどありません。
クラゲに刺されたときの正しい対処法とは?
クラゲに刺されないための対策をしても、刺される可能性がゼロになるわけではありません。そのため、刺されてしまった場合の対処法についても知っておくべきです。ここでは、クラゲに刺されてしまった時の対処法について説明していきます。
ピンセットを使って触手を抜く
クラゲに刺されると、刺された箇所に触手がそのまま残っていることがよくあります。この場合は、触手を取り除きましょう。
ただし素手で触手を抜こうとすると、また刺さってしまう危険があります。そのため触手は、ピンセットを使って抜くようにしましょう。ピンセットがなければ、手袋やハンカチ、タオルなどを当てて、直接触れないようにして抜くといいでしょう。
刺された箇所を海水で洗い流す
刺された箇所は、必ず海水で洗い流しましょう。真水で洗い流すと、浸透圧で体内に毒が回りやすくなるうえ、毒針の細胞が活性化し、さらに悪化する危険もあります。
海水で洗い流した後は、患部を消毒するようにしましょう。
刺された箇所を温めるか冷やす
刺された箇所は、温めるのが有効です。クラゲの毒はタンパク質毒素で、40度以上の熱に弱くなっています。患部を40度以上のお湯に浸ければ、痛みが軽減されます。
刺された箇所は温めるだけでなく、冷やすのも効果的です。刺された箇所を冷やすことで、血の巡りを抑えられ、痛みが和らぎます。
まとめ
サーフィンをするにあたって、クラゲ対策は欠かせません。クラゲのなかには毒性が強く、時に命を脅かすものまでいるので、サーフィンの際には必ず対策をしましょう。クラゲに刺されないための対策として有効なのが、以下の2点です。
・ウェットスーツやラッシュガードを着る
・クラゲ予防の日焼け止めを塗る
また、もし刺されてしまった場合の対処法としては、以下の3点が有効です。
・ピンセットを使って触手を抜く
・刺された箇所を海水で洗い流す
・刺された箇所を温めるか冷やす
これらの応急処置をしたうえで、異常を感じた場合はすぐ病院に行きましょう。せっかくの楽しみが台無しにならないよう、これからサーフィンに行くという方は、ぜひこの記事を参考にして、クラゲ対策をしましょう。