ご存知のとおり、日本は島国であるため、ほとんどの都道府県は海に隣接しています。
しかしなかには、海を持たない「海なし県」もいくつか存在します。
海がないからと言って、その県に興味を向けないのはもったいありません。
なぜなら海なし県には、それぞれに素晴らしい魅力があるからです。
今回は海なし県の種類と、それぞれの魅力について紹介していきましょう。
海なし県それぞれの魅力を紹介
日本の47都道府県のうち、海がない県は以下の8県です。
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 山梨県
- 長野県
- 岐阜県
- 滋賀県
- 奈良県
ここでは各県の魅力について、紹介していきましょう。
栃木県
栃木県は、日光や那須などの観光地を持つ県です。
「日光東照宮」は、関東圏に住む小学生の修学旅行の定番の地でもあります。
日光を中心として、群馬県と福島県の3県にまたがる「日光国立自然公園」も有名な観光エリアです。
「那須高原」は、有名な「那須温泉郷」がある観光地です。
那須高原では登山やハイキングが楽しめるほか、牧場やキャンプ場、ゴルフ場やスキー場などがあり、様々なアウトドアやスポーツが楽しめます。
群馬県
群馬県にも海はありませんが、日本一大きい川である利根川があります。
利根川の最上流に位置する「みなかみ」では、様々なリバーアクティビティが楽しめます。
なかでもおすすめなのが、小型のゴムボートに乗って利根川を下るラフティングです。
川には流れが激しいゾーンもあり、そこを下る時のスリルはたまりません。
また群馬県と言えば、2014年に世界遺産に登録された「富岡製糸場」が有名です。
富岡製糸場は、中の見学もできます。
埼玉県
埼玉県は東京都に隣接している、日本で人口が6番目に多い県です。
東京に隣接した東南部は非常に栄えており、東京にも引けを取りません。
県庁所在地であるさいたま市には、多目的アリーナである「さいたまスーパーアリーナ」があります。
さいたまスーパーアリーナは最大4万人近くを収容でき、都心からのアクセスも良いことから人気のある会場です。
バスケットボールや格闘技などのスポーツ、アイドルやミュージシャンのライブなどのイベントが頻繁に開催されています。
山梨県
山梨県と言えば、世界遺産にも登録された「富士五湖」が有名です。
富士五湖は、山梨県側の富士山の山麓にある、「山中湖」「河口湖」「本栖湖」「精進湖」「西湖」の5つの湖を指します。
富士五湖は、湖や山でのアウトドアスポーツが充実しているのも特徴です。
湖ではカヌーやカヤック、スタンドアップパドルボードなどが、山ではマウンテンバイクや四輪バギーなどが楽しめます。
長野県
長野県は、47都道府県のうち4番目に大きい県です。
冬の気温が低く、降雪量が多いことで有名です。
冬には、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめます。
1998年には長野県で、冬季オリンピックも開催されています。
また夏でも涼しい軽井沢は、避暑地として人気です。
岐阜県
岐阜県は、長野県や愛知県に隣接する県です。
岐阜県には、世界遺産に登録された「白川郷・五箇山の合掌造り集落」があります。
「合掌造り」とは、角度が45~60度と急勾配の屋根を持つ家屋で、合掌(顔や胸の前で両手を合わせて拝むこと)しているような形から、そう呼ばれています。
この集落にある住宅は皆、合掌造りをしており、展望台から眺めた家々の景観は圧巻です。
滋賀県
滋賀県は近畿地方にある、京都府と隣接した県です。
滋賀県と言えば、日本一大きい湖である「琵琶湖」が有名です。
琵琶湖の面積は、滋賀県の6分の1を占めています。
琵琶湖では、スタンドアップパドルボードやカヌーなどのレイクアクティビティが充実しています。
レイクアクティビティ以外にも、琵琶湖の上空を飛行できるパラグライダーも人気です。
奈良県
奈良県は、大阪府と京都府に隣接する近畿地方の県です。
奈良県と言えば、有名なのが「奈良の大仏」です。
奈良の大仏の高さは、なんと約15mもあります。
奈良の大仏が設置されているのは、世界遺産にも登録されている「東大寺」です。
東大寺までの道の途中では、天然記念物の鹿たちがお出迎えしてくれます。
まとめ
日本の47都道府県のなかには、以下8つの海なし県があります。
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 山梨県
- 長野県
- 岐阜県
- 滋賀県
- 奈良県
これらの県には海はありませんが、それぞれに観光名所やアウトドア施設、世界遺産などの名物があります。
また、海がなくても、県によっては川や湖でのアクティビティが楽しめます。
普段は海が好きだという方も、近くに立ち寄った際には、ぜひ海なし県の名物スポットで観光やアクティビティを楽しんでみてはどうでしょうか。