皆さんは、ウェットスーツにどれだけの種類があるかご存知ですか?
実はウェットスーツの種類を正しく把握している人はそう多くはありません。また、マリンスポーツ初心者にとっては「ウェットスーツ」と「ドライスーツ」の違いに戸惑うものです。
今回は、そんなウェットスーツについて詳しくご紹介します。
「ウェットスーツ」と「ドライスーツ」の違い
まずはじめに、ウェットスーツとドライスーツの違いについてご紹介します。ドライスーツはウェットスーツの冬版みたいな物と思っている人も多いかと思いますが、ウェットスーツとドライスーツは構造自体が異なる全くの別物です。
大きく分けると3つの違いがありますので、順番に見ていきましょう。
①スーツの中が濡れるか濡れないか
一つ目は、「スーツの中に水が浸水して、自分の体が濡れるか濡れない?」かという点です。ウエットスーツは、スーツの中に水が入ってくるので体が濡れます。そのため、水着をスーツの中に着るのが一般的です。
一方のドライスーツは、ブーツがスーツと一体化していて、スーツの中に水が入ってこない構造になっています。そのため、水着を着る必要がなく、下着や保温性のあるインナーを着用してスーツを着ることが多いです。
②保温の仕方が違う
二つ目は保温方法です。ウエットスーツは、体とスーツの隙間に水を入れ、その水を体温で暖めることによって保温します。生地の保温性能だけで保温しているわけではなく、スーツの中に浸水した水で保温する構造になっています。
一方のドライスーツの場合は、スーツ生地とその中に着込むインナーによって保温します。生地性能で保温しているため、中に着込むほど暖かくなります。これは日常生活で気温に合わせて服装を変えるのと同じですね。スーツの中に水は一切入ってこず、空気で保温している状態と言えます。
③着る季節が違う
最後はそもそも「着る季節が違う」ことです。ウェットスーツよりもドライスーツの方が体温を高く保つことができます。そのためドライスーツは真冬のマリンスポーツに一般的に使用されます。目安として、水温が22度を下回るならば、ドライスーツがおすすめです。
「ドライスーツ」と「セミドライスーツ」の違い
次に最近人気の「セミドライスーツ」についてご紹介します。セミドライスーツは、ドライスーツの簡易版的な存在になります。生地はどちらもジャージやラバーなどで違いはありません。一番の大きな違いはブーツが一体化しているかどうかです。セミドライスーツは、「ブーツが一体化していないドライスーツ」です。そのため、ドライスーツと異なり、足首や手首などからスーツ内にそこそこ水が入ってきます。
セミドライスーツは、あくまで極力水が入らないようにした上で、裏地が起毛などの保温性に優れる素材を用いて保温性を高めたスーツです。そのため、構造上の仕組みから言うと、ドライスーツではなく、ウェットスーツに分類されます。ウェットスーツの保温性を高めたバージョンという認識をもっておくのが良いでしょう。
ドライスーツは保温性は非常に高いですが、ブーツと一体化しておいるため動きにくかったり、値段が高かったりとデメリットもあります。「いつの季節にどこの海で泳ぐか?」に応じて、スーツを選ぶ必要があります。
ウェットスーツの種類
ここからは、ウェットスーツの種類についてご紹介します。ウェットスーツにもたくさんの種類がありますので、自分のスタイルに合わせて選択することが重要です。
余談ですが、これからサーフィンを始める人はウェットスーツの種類よりも「そもそもどんな格好でサーフィンをすれば良いのか?」迷うものです。ウェットスーツの選び方は下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみて下さいね。
①:フルスーツ
最もポピュラーなウエットスーツです。その名の通り体全体を覆っており、スーツ内に浸水した水で保温します。夏はもちろん、それほど水温が低くないエリアであれば一年を通して使用できます。
参考モデル:【HeleiWaho(ヘレイワホ) 】ウェットスーツ 5mm
【価格】
12,969円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【夏用としては申し分なし】
比較的動きやすく、泳いでいても無理がないです。黒ですが、ひざ当てや肩の部分に別の素材が使われていて、ほぼほぼ目立たない程度にオシャレも感じます。特に首回りからの水がかなり抑えられていて、夏用としては申し分のないものだと思います。この値段でこの出来ならば、充分に満足できて海を楽しめそうな予感♪
【フィット&コスパ良し!!】
初心者でわかりませんが、この価格はありがたいです。自分の体にもフィットしていてよかった!
【保温性に優れ、動きやすい】
これまで他社の3mm厚のものを着用してましたが、正午くらいから2時間くらいが目安でそれ以上だと体が冷え切って困っていました。今回のこの商品は5mm厚ということもあるのでしょうが、全く寒くないので安心です。それどころか水に入らずそのままでいると汗ばむくらいです。とても冷たい水の中でも日没前まで平気なんです。
②:シーガル
半袖・長ズボンタイプで、暖かい季節・場所でよく着られるウエットスーツです。
参考モデル:【Hele i Waho(ヘレイワホ)】 ウェットスーツ 3mm シーガル
【価格】
10,989円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【無問題♪】
サーフィン用に今年夏に購入。サーフィン歴18年でシーガルも過去に3万円前後のオーダーメイドしか購入したことがなかったが、今回はこのウェットを試し買いしました。サイズ感はまったく問題なし。脱着時に若干、足先が狭く感じる程度。着用さえすれば全身とも着心地は丁度。あとは経年劣化がどの程度かの問題だけど、シーガルなので多少縫い目が開く程度であれば無問題とも思う。
【 良いと思います】
サーフィンの目的で購入。9月になりそろそろシーガルの季節になったので着てみました。パドリングでは肩や背中などもストレスが無く 動きやすいウエットだと思いました。オススメですよ!!
【お値段以上】
サーフィン用に購入。この価格でこの質はかなりお得です!他のブランドでウェットスーツを購入する事が嫌になってしまう位です(>_<)
③:スプリング(ショーティー)
半袖・半ズボンのタイプです。暖かい季節・場所でのみサーフィンを行う人にはオススメです。
参考モデル:【Hele i Waho(ヘレイワホ)】 ウェットスーツ スプリング
【価格】
7,689円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【すごく良い!!】
普通にいいです!ブランドのウエットと引けを取らないと思います。オススメです!素材が柔らかくて伸張性があるので、サーフィンでもダイビングなど色々なシーンで使えます。とても助かってます。
【 安いのに実用的】
ハレイワホの5ミリフルスーツが良かったので、今回夏用でスプリングを買いました。177㎝、64㎏ですが、Lでピッタリです。安いのに実用的でコスパ最高ですよ^ ^
【柔らかい!デザインも良い】
素材が柔らかいので、着やすくて動きやすいです。ヘレイワホのスプリングスーツは「日本人の体型に合わせて作られた!?」とのコンセプトみたいなのですが、それを感じます。着てみると、ピタッとしたフィット感を感じます。ちょうどよいサイズなのも気に入っています。
④:タッパー(ジャケット)
上半身のみを覆ったウエットスーツになります。水着だけでサーフィンを行う場合よりも保温性に優れ、フルスーツなどよりも安価で気軽に着用できます。
参考モデル:【Hele i Waho(ヘレイワホ)】 ウェットスーツ タッパー
【価格】
5,993円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【サイズ感だけ注意!】
XLサイズを購入(182㎝ 73㎏、体系:筋肉質)
他レビューでも記述のある通り、サイズ感は大手メーカーのものと比べると小さいと感じます。特にサーフィンで使用される方は、肩まわりや袖が窮屈に感じると思います。サイズチャートよりもワンサイズ大きいものをお選び下さい。ただし、価格を考えれば質感や縫製は良いので、夏用と割り切れば十分だと思います。
【素材がしっかりしてます】
カブリのアンダーとして購入。既存のアンダーよりジャージ生地がしっかりしているので強度があります。脱ぎ着のしやすさで前開きにしましたが、やや、サイズ小さめなので、ワンランク上のサイズがおすすめです。
【ワンサイズ上がおすすめ!】
夏用に購入、レビューを参考にしてワンサイズ上の商品を買ったけどピッタリでした。ゆったりめを考えてる方はワンサイズ上でいいと思いますよ。
⑤:ベスト
袖の無いノースリーブタイプのウエットスーツです。
参考モデル:【MORGEN SKY】ウェットスーツ 3mm ウェットベスト
【価格】
2,780円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【知り合いに勧められて購入】
夏と言えど海に入ると寒いので探していたところ、知り合いに薦められ購入しました。知り合いもサイズが小さめと言っていましたが、いつもの洋服のサイズで購入。確かに、サイズ表記と比べると小さめです。私は、身長154㎝、体重41㎏ のやせ型ですがSサイズでピッタリでした。(厚めのロンTの上から着用)まだ試していないので☆4つですが、ワクワクしています!
【 しっかりしている】
(172cm68㎏、胸囲105cm、腰85cm、XL購入)
体型は筋肉質です
・丈はちょうど
・胸、腹そこそこ締め付けあります
吐きそうなくらいの締め付けではない
・腕を結構動かすならラッシュガード必要
・脇腹に脂肪が少しあるのですが、そのシルエットがでてます
※ラッシュガードではそのシルエットはでない
・縫合等の質は十分であり良いです
・後ろの3㎜赤は必要??見た目だけで購入する人へ
・胸板厚い方はラッシュガードの方がシルエットは良いです
・細い方はこのウエットスーツの方が良いと思います
・太い方は痩せましょう(笑)
【良い商品!でも注意必要】
コスパは最高です。安くて暖かいです。身長172センチ、体重63キロの体型でサイズ迷いましたがLサイズを買いました。丈はやや長いが、胸囲・同位はちょうどといった感じ。Mだと苦しかったと思うのでLで良かった。海での水遊びやウエイクボードでの使用は全く問題なし。ただしサーフィンで使用すると脇の下や肩周りが擦れまくって、20分もパドルすると痛みやすいので注意してください。サーフィン以外の使用ならばコスパ最高だと思いますよ。
⑥:フードベスト
袖の無いベストとフードが一体になったタイプのウエットスーツです。フードとベストが一体となっており、首からの浸水を防いでくれます。ウエットスーツのインナーとして愛用する人が多い一着です。
参考モデル:【MORGEN SKY】ウェットスーツ 3mm フードベスト
【価格】
4,380円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【体感温度アップ!】
フードベストだと体感温度が上がるので、冷え性の人や防寒をしっかりしたい人におすすめ。MORGEN SKYのこの商品は、素材に伸縮性があって動きやすいですよ。着るとお肌とぴったりとして、保温性もバッチリです。
【サーフィン以外で着るのがいいかも!?】
サーフィンでは音が結構重要な情報だから、サーフィンでは使わない方がいいかも。フートベストはダイビングとかシュノーケリングなんかに向いていると思います。とはいってもやっぱり温かい(笑)
【フードベストは人によって感じ方が違うと思います】
フードベストの良いところは、パーカーみたいに「被りたい時だけフードをつける」ことができること。サーフィンでは使わなくて、他のマリンスポーツで使う、なんて使い方も出来ると思います。ただ、人によってはフードが邪魔に感じることもあるので、試着をしてから決めることがおすすめです。
⑦:ウェットパンツ
パンチのみのウエットスーツです。保温性に優れ、ウエットスーツのインナーとして愛用されることが多いです。
参考モデル:【MORGEN SKY】ウェットパンツ
【価格】
2,499円~(amazon)
みんなの感想は?(口コミ)
【暖かいです】
実使用前の評価です。裏起毛でとても暖かいです。股上が深く背中が出ません。フィット感も良いです。試着のみで、実使用していないので耐久性はわかりませんが、膝あて等の補強があるとさらに良かったと思います。また、腰ひもが平織り仕様でやや弱い気がしますが、支障は無いレベルだと思います。総合的に、他メーカー製に比べコストパフォーマンスは高いと思います。
【 使用途によっては大きめが】
レビューが大変参考になりました。少しでも多くのデーターがあればと書きます。身長173センチ 体重65キロ ウエスト85センチの足は細い方です。通常のウェーダーで防寒対策での購入です。本当にウエット使用ならサイズ表通りがピチピチで良いのかもしれませんが、中履きでドライ使用なので多少隙間が有った方が脱ぎ着しやすく、自分の使用途には最適なサイズでした。
【動きやすく脱着しやすいです】
早速サーフィンで履いてみました。なかなかの履き心地でした。脱ぎやすく良い買い物したと思います。恐らく、長袖のタッパーと組み合わせれば、11月後半まで行けそうです。
【価格的に満足!なお、サイズにご注意を!!】
私は身長175センチ、体重79キロでガッチリ筋肉体質です。当初、XLを注文したのですが若干サイズが小さくって返品しました。再度XXLを購入したところジャストフィットの商品が届き満足しています。さっそく3月の海でシーカヤックにて2回ほど海で使用しましたが、直にこれ一枚だけでも
寒さを感じませんでした。一度海に落ちた時は、さすがに寒かったですが、着ていなければどうなっていたか想像するだけでも身が震えます。
【十分に、使える!最高!!やわらかい!!!】
7月~9月サーフィン用に買ってます。お値段が良心的なので、毎年購入してもよいかと思ってます。
まとめ
ドライスーツ、セミドライスーツなど、ウェットスーツには色々な種類がありますので、季節に合わせた商品を選ぶことが大切です。
最後に、ウェットスーツには寿命があり、2〜3年程度とされています。洗濯時は洗濯機や乾燥機は使用せず、水やぬるま湯で手洗いし、直射日光を避けて干して下さい。正しく手入れを行い、大事に使用しましょう。