サーフボード

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投稿日時:

最終更新日: 2018.07.8

サーフボード選びで迷わない!サーフボードの種類完全攻略ガイド

サーフボードは長さに応じてショートボード・ファンボード・ロングボードの3種類に分類されます。初心者の多くがこの3種類のみの把握で終わってしまっていますが、実は長さ以外にも形状などでサーフボードは細かく分類されます。中級者・上級者はこの分類を把握した上でサーフボードを選ぶことが求められます。そこで今回はそんなサーフボードの種類に関して詳しく紹介します。

目次

サーフボードの3種類

サーフボードの3種類
サーフボードは長さによって、大きく3種類に分類されます。

【Ⅰ】ショートボード

サーフボードの定番として最も使用されるのがショートボードになります。3種類のボードの中で最も長さが短く、長さは一般的に160cm〜190cm程になります。短く、コンパクトであるため回転性に優れ、単に波になるだけでなく、ターンなどの技(トリック)を極めたいアグレッシブな人におすすめのボードです。他と比べると、浮力が小さいため、初心者には扱いが難しいと言われています。

【Ⅱ】ファンボード(ミディアムボード)

ロングボードとショートボードの中間の長さ、200cm〜260cmのボードはファンボードと呼ばれます。ロングボードの乗りやすさとショートボードの機動性の両方を適度に備えたサーフボードで初心者の方にも人気のタイプです。

【Ⅲ】ロングボード

3種類の中で最も長いタイプで、一般的に9フィート(約274cm)以上のサーフボードをロングボードと呼ばれます。長さがある分、浮力が大きく、安定性があるので、乗りやすく、初心者の方や女性におすすめのタイプです。もちろん上級者でも好んでロングボードに乗る人もいるので、一概に初心者用のサーフボードと思わないようにはしましょう。

さらに各分野で幅・反り具合(ロッカー)・形状などによって幾つかの種類に分類されます。ショートボード・ファンボード・ロングボードの3種類それぞれのサーフボードをご紹介します。

ショートボードの種類

ショートボードの種類
ショートボードは機動性に優れ、トリックは行いやすいですが、浮力が少ない分、スピードに乗りづらく、小波に乗りにくい欠点があります。そのため機動性が良いという長所により磨きをかけたモデルや小波に乗りにくいという欠点を補うモデルなどがショートボードの種類にあります。

オールラウンドモデル

一般的なショートボードタイプ。ショートボードは一般的にテイクオフしにくいのが欠点ですが、最近では、ロッカーを抑えたローロッカーモデルにより、初心者でもテイクオフしやすくしたボードが多くなってきています。

ハイパフォーマンスモデル

小波にも乗りやすいようにボードに幅と厚さを持たせつつも、機動性を失わないようにロッカーなどの形状に工夫を持たせたモデルです。パフォーマンスモデルを謳うブランドもありますが、ハイパフォーマンスモデルはパフォーマンスモデルよりも幅と厚さを削ることでノリやすさは劣るが、機動性を重視したモデルになります。小波の多い日本でトリックを極めたい人には小波用ハイパフォーマンスモデルが人気です。

フィッシュモデル

ボードのお尻部分「テール」が魚の尾ビレのようになっているサーフボードです。通常よりもテール部分を波に沈めやすいためターンがしやすく、ので楽にターンを入れることが出来るなど、 初心者でも比較的扱い易いボードです。ファンボードやロングボードにもフィッシュモデルのボードはあります。

ファンボードの種類

ショートとロングボードの中間に位置するファンボードにはより安定感を重視したモデルがあります。長さがあればある程、浮力が増し、テイクオフしやすくなるので、力のない女性などにはロングボードもおすすめですが、ロングボードは長さがあり、重さもあるため置き場所や持ち歩きに難点があります。そのためファンボードの中でも安定性を強化したモデルが最近では人気を集めています。

エッグボード

ファンボードの中で、ボードの幅を広くし、卵のように丸みを帯びたデザインが特徴的なサーフボード。浮力が増し、テイクオフがしやすくなったこのモデルは初心者や女性の方におすすめです。

ミニタンカー

ファンボードの中で、長さがロングボードに近いタイプのボードです。ロングボード程の長さはちょっと置き場所などに困る・・・といった方にはおすすめです。

ロングボードの種類

9フィート(約274cm)以上の長さがあるロングボードは浮力が大きく、波に乗りやすいサーフボードです。一方で機動性がなく、トリックなどは難しくなります。それらの点を補うモデルなどがあります。

オールラウンドモデル

一般的なロングボード。小波から大波までどんなタイプの波でもテイクオフしやすく、スピード感のあるサーフィンを楽しむことができます。

ハイパフォーマンスモデル

ロングボードの中でも幅と厚さを抑えることで機動性を高めたモデルです。中級者・上級者向けのロングボードになります。

ノーズライダー

サーフボードの先端(ノーズ)で波に乗るノーズライドやボードの上を歩くウォーキングが行いやすいようにボード全体がワイドに作られているロングボードです。

ガンボード

長さはロングボードと同じ9フィート以上ですが、その異質さから他のロングボードとは区別されることも多いガンボードは、スピードを追求し、テールを鋭くし、ボードコントロール性能を捨てた形状をしています。大きな波に乗って、スピードを感じるために作られたサーフボードの中でも特別なサーフボードになっています。

サーフボードの性能に関わるポイント

サーフボードの性能に関わるポイント
素がその性能に関係してきます。それぞれがどのように関係してくるか詳しく紹介します。

【ロッカー】

ロッカーはボードの反り具合のことで、カーブが強めでボードの先端(ノーズ)からお尻(テール)までカーブがかかっているものをフルロッカー、逆にカーブがあまりかかっていないボードをローロッカーと呼びます。ロッカーが強い程、回転性能は高まります。一方で安定感がなく、スピード性能も落ちます。そのため上手に波になるには高いパドルスキルやテイクオフスキルが要求されます。つまり、フルロッカータイプは技を極めたい人向けの上級者モデルになります。

【幅】

サーフボードは基本的に横幅があると安定性が増します。幅が狭いと、機動性が高まり、トリックはやりやすくなりますが、初心者にはバランスが取りづらく、テイクオフすることさえ難しくなってしまいます。そのため一般的なショートボードは46~48㎝前後ですが、初心者の方は48~52cmある幅のあるボードもおすすめです。

【厚み】

サーフボードは厚みが増すことで浮力がたかまり、パドリングとテイクオフは容易になります。しかし、浮力があるということはスピードも出やすいということであり、厚すぎると、そのスピードの制御や機動性を失ってしまいます。

【フィン】

サーフボードの裏面にはフィンを取り付けられるようになっていますが、それによって安定性や回転性能を向上させることができ、フィンの数で効果が異なります。1本はシングルフィン、2本はツインフィン、3本はトライフィンと呼ばれ、1本であれば安定性、2本なら機動性、3本なら安定性と機動性の両立を重視する形になります。フィンには取り外し出来るタイプもあるので色々と試して自分に最適なフィンを見つけてみて下さい。

【テール】

サーフボードのお尻部分にあたるテールは機動性に大きく影響します。ターンなどを行う際にはテール部分を波面に入れたり、出したりすることでコントロールするためです。例えば、真っ直ぐにカットされている「スカッシュテイル」はショートボードで多く採用されており、大きなターンなどを取り入れた大技などに向いています。一方、丸くカットされている「ラウンドテール」はスカッシュテイルに比べターン時の扱いが楽で、サイズの小さい波でもターンしやすい特徴があります。

これら以外にもサーフボードに入れる溝の形状・数(コンケーブ)や素材、全体形状など細かく挙げると切りがない程の要素がサーフボードの性能に影響しています。そのため未だにサーフボードは進化を遂げている最中と言う事ができます。中級者・上級者になってくると、自分に合わせたオーダーメイドのサーフボードを作る機会も出てくると思います。それぞれのサーフボードの種類と特徴、どの要素がどのように関係してくるか把握しておくときっと役にたつと思います。

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