いよいよ、東京オリンピックの開催まで1年を切りました。
東京オリンピックでは、サーフィンが正式種目に選ばれています。
今回は、東京オリンピックでのサーフィンの開催が待ちきれないというサーフィンファンの方のために、会場や日程、チケットやルール、注目選手についてまで徹底解説していきます。
東京オリンピックでのサーフィン競技の会場
東京オリンピックのサーフィン競技は、「釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ」で行われます。
釣ヶ崎海岸サーフィンビーチは、千葉県長生郡一宮町にある海岸です。
釣ヶ崎海岸サーフィンビーチは、世界最高レベルの良質な波が来ると言われており、多くのサーファーたちが訪れる聖地です。
会場の収容人数は、6,000名となっています。
釣ヶ崎海岸サーフィンビーチの最寄り駅は、JR外房線の「上総一ノ宮駅」です。
観戦客は、ここからシャトルバスに乗って会場まで移動することになります。
東京駅からは、特急列車の「JR特急わかしお13号」に乗車すれば、乗り換えなしの約1時間で到着できます。
東京駅からの場合、乗車券の料金は1,490円、別途特別料金として930円がかかるので、片道運賃は合計2,420円です。
サーフィンの開催スケジュール
東京オリンピックのサーフィン競技は、7月26日(日)~8月2日(日)の間に開催される予定です。
サーフィン競技は、この8日間のうち、4日間を使って行われます。
実際に何日に開催されるかは、決定していません。
なぜなら、サーフィンは波のコンディションによって、選手たちのパフォーマンスが大きく左右される競技だからです。
公平性を保つためにも、サーフィンの日程は長めにとっておき、波のコンディションが良い4日間を使って、競技が行われることになります。
サーフィンのチケット価格
サーフィンのチケット価格は、一律3,000円となっています。
ただし、誰でもチケットを購入できるわけではありません。
東京オリンピックのチケットを購入するためには、公式チケット販売サイトで抽選に参加して、当選する必要があります。
抽選に落ちれば、現地観戦はできません。
2019年9月時点では、第1次抽選販売が終了しており、ここで落選した人のみ、追加抽選販売に申し込めます。
ただし、追加抽選販売をしている競技は限られており、サーフィンは対象外となっています。
今後、2019年秋に第2次抽選販売が、2020年春に都内に設置予定の公式チケット販売所での店頭販売が開始される予定です。
サーフィンを現地観戦したいという人は、販売開始時期の情報を待ちましょう。
サーフィン競技のルール
サーフボードには、以下3種類があります。
- ショートボード
- ボディーボード
- ロングボード
オリンピックのサーフィン競技は、男女ともに「ショートボード」を使用して行います。
ショートボードは3種類のボードのなかで一番短く、乗りこなすためのスキルも問われます。
また、オリンピックのサーフィン競技では、「4メン・ヒート」が採用されるようです。
これは、4人が一度に競技をスタートし、ポイント上位2名が勝ち抜ける競技方式です。
4人同時といっても、サーフィンには1つの波に1人しか乗れないというルールがあります。
4メン・ヒートでは、崩れる波の頂上を指す「ピーク」から一番近い位置にいる人に、波に乗る優先権があります。
1ヒート(試合)は20~30分程度で、その間に一人10回程度波に乗ることになります。
ポイントは、選手たちの繰り出す技の難易度やパワー、スピード、オリジナリティなどを加味して、5~7人のジャッジが付けるシステムです。
こうして最後まで勝ち残った選手が、金メダルを獲得できます。
東京オリンピックでの活躍が期待される注目選手
現地開催とあって、日本のサーファーたちも東京オリンピックに向けて、気合いが入っているのは間違いありません。
そんな日本選手たちのなかでも、特に注目なのが、五十嵐カノアです。
五十嵐カノアは、日本人の両親を持つアメリカ出身の男子サーファーです。
五十嵐は、世界最高峰のサーフィン大会である「WSL(ワールド・サーフ・リーグ)」の一次リーグ「CT(チャンピオンシップ・ツアー)」に日本人として唯一参戦しています。
2018年度のCTのランキングでは、10位にランクインしています。
五十嵐が日本人選手のなかで一番メダルに近い存在であることは、間違いありません。
まとめ
2020年の東京オリンピックのサーフィン競技は、7月26日(日)から8月2日(日)までの期間のうち4日間を使って、千葉県の釣ヶ崎海岸サーフィンビーチで行われます。
チケットは2019年9月時点で抽選販売されていませんが、同年の秋に第2次抽選販売が、翌年の春に店頭販売が始まる予定です。
サーフィンを現地観戦したいという方は、2次抽選販売や店頭販売でチケットの購入を狙いましょう。