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ダイビング・シュノーケリング

 

投稿日時:

最終更新日: 2018.07.8

ダイビングの後、すぐに飛行機に乗れないの理由とは

沖縄や海外への旅行中にダイビングを行おうとしている人は帰りの飛行機の時間に注意して下さい。ダイビングの後に飛行機に乗るには制限があり、すぐに飛行機に乗れるわけではありません。何も知らずに予定を組んで、当日になってダイビングが出来なかったという経験をした人も少なくありません。今回は、そんな目に合わないように、ダイビングと飛行機の関係をご紹介します。

目次

ダイビングの後、飛行機に乗れる時間は?

ダイビングの後、飛行機に乗れる時間は?
ダイビングの後、すぐに飛行機に乗れないという話を聞いたことがある人も多いと思いますが、正確なルールを知っている人は少ないです。実はダイビングの内容によってダイビングから飛行機の搭乗まで空けないといけない待機時間が異なります。

1回だけのダイビングの場合

前のダイビングから6時間以上空いてから1回だけダイビングを行った場合、ダイビング終了から飛行機搭乗まで最低12時間空ける必要があります。体験ダイビングはこの場合に該当し、ダイビング当日は飛行機に乗ることができないと認識しておいてください。

複数回のダイビングを行った場合

数回に渡ってダイビングを行う、又は複数日ダイビングを行った場合は最低18時間、飛行機搭乗までの待機時間が必要になりま

減圧停止を必要とするダイビングを行った場合

無減圧潜水可能時間を超えてしまい、減圧停止を行ったダイビングの後は明確に定められた訳ではありませんが18時間よりも長い時間の待機が推奨されています。

どうしてダイビングの後、すぐに飛行機に乗れないのか?

ダイビングの後、すぐに飛行機に乗れないのは減圧症という症状を発症するリスクが高いからです。減圧症とは、体内に溶けこんでいた気体が、環境圧の低下により体内で気化し、気泡を発生し、血管を閉塞することで発生する症状です。関節痛が起きるのが一般的で重症の場合は呼吸障害が起きます。

水深が深くなればなるほど水圧が強くなります。ダイビングでは、この水圧が強い環境下で、タンクから空気を供給して呼吸をしますよね。平地での通常呼吸では空気に含まれる窒素は吸収されることはありませんが、水圧の強い水深深くでは、この窒素が体内に吸収されます。この窒素が体内に残ったまま飛行機に乗ると、今度は急激に気圧が低下した環境下になり、体内の残留窒素が気泡化し、減圧症の症状が出やすくなります。そのため吸収された窒素が自然と体外に排出される待機時間が必要になるというわけです。

ダイビングをやった後は平地だとしても、減圧症の症状を起こす人もおり、少し高度のある山道などを移動したりして、体に痛みを覚えたり、呼吸が苦しくなった経験をした人も少なくありません。これが飛行機のような高度になればなおさらそのリスクは高まるという訳です。

飛行機に乗った後はすぐにダイビングできるのか?

飛行機に乗った後はすぐにダイビングできるのか?
それでは、逆に飛行機に乗った後にすぐダイビングを行うのは可能なのでしょうか。これは特段問題はありません。むしろ減圧症になる危険性は低くなると言えます。なぜなら上空では空気が薄く、体内の窒素量も地上よりも少なくなります。飛行機から降りた後もしばらくは窒素が少ない状態が続くので、ダイビングを行って窒素が溜まっても、通常のケースよりも残留窒素は少なく、減圧症になる危険性が低くなると考えられます。

しかし飛行機を乗った後は、脱水ぎみで血液循環が悪かったり、疲労が溜まって集中力が低下していたりするので、飛行機に乗り慣れていない人は注意が必要です。

ダイビングの旅行プランの立て方

ダイビングの後は12時間又は18時間空ける必用があることをご理解いただけたと思います。これを下に旅行の日程を計画すると、午前中のダイビングであれば、翌朝の便であれば問題なく搭乗できますし、午後のダイビングでも翌日の午後であれば18時間以上の待機時間は確保できることになります。ただ、ダイビングが初めてで慣れていない人などは24時間の時間を空けたほうが安心です。潜水しないシュノーケリングであればすぐに飛行機に乗ることはできるので、旅行の日程上、どうしてもダイビングと搭乗時間までの待機時間を確保できない場合はシュノーケリングを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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