大人の憧れの趣味「ヨットクルーザー」。ヨットとクルーザーが合体し、風を感じながら優雅な海の旅ができる憧れの趣味です。その魅力や実際に購入する時に知っておくと役に立つ情報をご紹介しています。大人の趣味「ヨットクルーザー」の世界を覗いてみませんか?
ヨットクルーザーとは
「ヨットって操縦が難しそうだし、すぐに転倒して危なそう」
そんな心配をしている人も多いかと思いますがヨットクルーザーにはその心配は無縁です。ヨットクルーザーはクルーザーの快適さとヨットの風を感じながら走るセーリングの楽しさを組み合わせた乗り物です。基本はクルーザーのようにエンジンで稼働させるので、ヨットの操作に自信がない人でも大丈夫です。
船底には転覆防止のためのキールが水中へ突き出ており、小型のヨットなどと違って転倒しにくくなっています。キールは部厚い鉄板で重さは舟の全重量の3割程度もあり、船の安定を維持してくれています。ヨットというよりはクルーザーに帆が付いたという認識をしておくとよいでしょう。
ヨットクルーザーの魅力
ヨットの魅力は何と言ってもスリルです。帆を操ってヨットを動かします。操作を間違えると転倒してしまいますが、上手く風と波に乗れた時の心地よさは何者にも変えられない幸福感に満ち溢れます。でも、操作は重労働ですし、基本は1人、又は少人数で楽しむものになってしまいます。
「風を感じながら海を走るセーリングを楽しみたい」
「大人数で海で遊びたい」
と思っている人にはヨットクルーザーがおすすめです。
ヨットクルーザーの中はクルーザーのようにキャビンがあり、そこで仲間と一緒にくつろぐことが可能です。デッキに上がれば心地よい海風を感じることができ、至福の時間を楽しむことが出来ます。ヨットクルーザーではヨットとは一味違った楽しみを味わうことが出来ます。1人で海に出て、波を感じながら1日をゆっくりと過ごすのも良いですし、仲間と一緒にパーティーを楽しんでもよいですね。
ヨットクルーザーっておいくらするの!?
ヨットクルーザーは大きさや内装の豪華さ、走行性能によって大きく値段が異なります。新品では安くても1,000万円前後、高いものでは5,000万円前後します。中古でも100万円〜1,000万円はくだらない代物です。中古の値段は車と同様に年式や状態によって決まってきます。
さらに、維持費もかなりの高額!例えば船を適当にどっかに置いておくわけには行かないですよね。船を停めておく「ヨットハーバー」と契約し、係留料金を払う必要があります。例えば東京夢の島マリーナは、10m程度の船なら年間100万円程度かかります。さらに車で言う車検にあたる「船舶検査証」が必要で、6年に1回の定期検査は11,600円~63,400円、3年目にある中間検査は5,100円~43,000円の検査料がかかります。
そしてメンテナンス費がかかります。ヨットクルーザーを海の上に浮かべたまま、メンテナンスをしないで放置しておくと、船底にフジツボや苔が生えて船体が劣化します。また、長く愛用したいならエンジンなどの精密機械は定期的にパーツの入れ替えなどを行うのが最適です。これらメンテナンス費として年間30万〜50万円はかかってきます。
ヨットクルーザーを運転するには「二級小型船舶操縦士」か「一級小型船舶操縦士」の免許が必要になります。「二級」は20トン未満の船で、一部の指定海域を操縦でき、「一級」は20トン未満の船で世界一周もできる免許です。
お金もそうですが、免許をとったりと色々と手間もかかるので、お金も時間も有する新のお金持ちが楽しむ趣味、まさに憧れの趣味と言えるのではないでしょうか。