2020年に開かれる東京オリンピックでは、地元日本の選手たちの活躍が期待されます。
しかし世界には、日本のサーファーたちの高い壁になるであろう超強豪選手たちがたくさんいます。
特に「WSL(World Surf League)」の「CT(Championship Tour)」のランキング上位選手たちは、メダルの最有力候補だと言えるでしょう。
今回は東京オリンピックのサーフィンのメダリスト候補である、注目の世界のプロサーファーたちを紹介していきます。
- 注目の世界のプロサーファー①ガブリエル・メディナ
- 注目の世界のプロサーファー②ジュリアン・ウィルソン
- 注目の世界のプロサーファー③フィリペ・トレド
- 注目の世界のプロサーファー④ステファニー・ギルモア
- 注目の世界のプロサーファー⑤カリッサ・ムーア
- まとめ
注目の世界のプロサーファー①ガブリエル・メディナ
ガブリエル・メディナは、サーフィンの強豪国であるブラジルの男子サーファーです。
メディナは2018年のWSLのCTの世界チャンピオンで、名実ともに現在世界一のサーファーです。
メディナは2014年にも、CTの世界チャンピオンに輝いています。
この時、当時弱冠20歳だったメディナは、ブラジル初のサーフィン世界チャンピオンとなりました。
以降、サッカーの次にサーフィンが盛んなブラジルで、メディナは国民的英雄となっています。
メディナには2018年のCTに続いて、東京オリンピックの金メダルの獲得も期待されています。
注目の世界のプロサーファー②ジュリアン・ウィルソン
ジュリアン・ウィルソンは、こちらもサーフィンの強豪国であるオーストラリアの男子サーファーです。
ジュリアンは2018年のWSLのCTの世界ランキングで、メディナに次ぐ2位に位置しています。
2018年のCT第一戦である「クイックシルバープロ・ゴールドコースト」では、地元での初優勝を飾っています。
ウィルソンは2011年からCTに参戦し、一躍スターになった選手です。
アメリカの雑誌「サーファー・マガジン」では、時代の扉を壊したサーファーに送られる「ブレイクスルー・パフォーマー・アワード」も受賞しています。
注目の世界のプロサーファー③フィリペ・トレド
フィリペ・トレドはガブリエル・メディナと同じ、ブラジルの男子サーファーです。
トレドは2018年のWSLのCTの世界ランキングで、3位にランクインしています。
トレドは2015年、WSLの旧名称である「ASP(Association of Surfing Professionals)」のCTの第一戦「クイックシルバープロ」で優勝を果たしています。
この大会は、前年に初の世界タイトルを獲得したメディナが早々に脱落するなど、波乱の展開となりました。
そんななか決勝に残ったのが、トレドとジュリアン・ウィルソンの2人です。
トレドは決勝でウィルソンに圧勝し、優勝を飾りました。
東京オリンピックでは、同じブラジル人であるメディナとの対決も期待したいところです。
注目の世界のプロサーファー④ステファニー・ギルモア
ステファニー・ギルモアは、ジュリアン・ウィルソンと同じオーストラリアの女子サーファーです。
ギルモアは2018年のWSLのCTで、女子の世界チャンピオンの座に輝いています。
ギルモアは、女子サーフィン界のクイーンとも呼ばれています。
その理由は、彼女がこれまで、実に7度もの世界タイトルを獲得しているからです。
彼女がCTに加わったのは2007年で、ギルモアはその年、ルーキーにも関わらず世界チャンピオンの座を獲得しました。
その後2010年まで、4年間連続でCTの世界タイトルを獲得しています。
以後はけがに泣かされたことでランキングを落とすも、2012年、2014年、そして2018年と通算7度の世界タイトルを獲得しています。
注目の世界のプロサーファー⑤カリッサ・ムーア
カリッサ・ムーアは、ブラジルやオーストラリアと並ぶサーフィンの強豪国であるアメリカの女子サーファーです。
カリッサはハワイのオアフ島で生まれ育った、生粋のハワイアンです。
2018年のWSLのCTの世界ランキングでは、女子の3位に位置しています。
カリッサがCTで初めて優勝したのは、2011年のASPです。
この時カリッサは、女子で史上最年少のチャンピオンになりました。
カリッサはその後も快進撃を続け、2013年と2015年のCTも制し、世界チャンピオンの座に3度も輝いています。
まとめ
2020年の東京オリンピックで、サーフィンの初開催が決定しました。
メダル候補である世界のトッププロたちについて知っておけば、オリンピックのサーフィンの観戦が数倍楽しくなることは間違いありません。
2019年時点で、世界のトップにいる注目の海外選手は以下の5名です。
【男子】
- ガブリエル・メディナ(ブラジル)
- ジュリアン・ウィルソン(オーストラリア)
- フィリペ・トレド(ブラジル)
【女子】
- ステファニー・ギルモア(オーストラリア)
- カリッサ・ムーア(アメリカ)
選手たちのサーフィン映像はYouTubeなどでも公開されているので、気になる方はぜひチェックしてみてはどうでしょうか。