腹式呼吸やロングブレスなど、スポーツや出産、ダイエットなどに適した呼吸法は数多くありますが、酸素タンクを必要としないフリーダイビングは、呼吸が非常に特徴的で、この呼吸法がダイエットにも最適だと言われています。ダイエットにも最適と言われる、長い時間自分の呼吸だけを頼りにダイビングを楽しむフリーダイビングの呼吸法とは一体どんなものがご紹介していきます。
フリーダイビング（スキンダイビング）とは
フリーダイビング（スキンダイビング）は、ダイビングのような重器材を背負って海に潜るのではなく、マスク、フィン、シュノーケルの3つのみをつかって、自分の呼吸だけを頼りに潜水するマリンレジャーです。「スキンダイビング」とも呼ばれており、初心者や泳げないという人も挑戦することができます。現在はフリーダイビングも世界中に広がり、競技として活躍している人たちも多くいます。フリーダイビング（スキンダイビング）は、レジャーとして楽しむ分には資格を取る必要はありません。しかし、熟練した地元のインストラクターや現地ガイドのアドバイスを受けることは必須です。
フリーダイビング（スキンダイビング）をより安全に楽しむためにも、その環境に応じたルールをきちんと理解しておきましょう。
フリーダイビング（スキンダイビング）の呼吸法
フリーダイビングを上達させるためには、日ごろのトレーニングが必要です。深く大きな呼吸をするためには、肺を支える筋肉「横隔膜」と、背中の筋肉を鍛える必要があります。
また、呼吸に使う筋肉を柔らかくし、よりたくさんの空気を取り込めるようにすることが大切です。
フリーダイビングの呼吸法出の最大のポイントは「パッキング」。これは、もうこれ以上息がすえないと感じた限界点から、さらに肺に息を吹き込むという高等技術です。適当なトレーニングでは、肺をいためてしまう危険性もあるので、手順やポイントをきちんと理解しておきましょう。
パッキングは、「舌咽頭呼吸法」を応用したもので、本来は呼吸をすることが困難な患者さんに向けたトレーニング法です。食べ物を飲み込むときのように口や舌、喉の筋肉を使って口の中の空気を肺へ送り込むというものです。
フリーダイビングの呼吸法はダイエットにもおすすめ？
人間が正常な活動をする上で欠かせないのが「呼吸」です。ほとんどの場合、無意識に行われているこの動作ですが、時に絶大な力を発揮することをご存知ですか？
例えば、「呼吸力」というものがあります。1分間の呼吸回数をカウントし、浅い呼吸なのか深い呼吸なのかを診断します。理想は15回以下。ゆっくりと深い呼吸ができている目安の回数となっています。
このような正しい呼吸を行うには、お腹や背中の筋肉を効果的に動かすことが必要です。そのため、呼吸を意識することで筋肉が少しずつ鍛えられ、ダイエットにも効果的といわれているのです。
実際に、呼吸法によるダイエット方法は色々な人が提案しています。
例えば、長く息を吐くことでダイエット効果を生むという「ロングブレスダイエット」や、「腹式呼吸ダイエット」など、呼吸法を変えることによってダイエット効果があるというのは様々なところで立証されています。
そして、フリーダイビングの呼吸法は、かなり高度な技術で意識を集中させながら行わなければならないものであり、呼吸法だけで痩せるという保証はありませんが、呼吸を意識させることで腹筋などの筋肉を使うことを考えると、フリーダイビングによる呼吸法も、ダイエット効果があると考えてよいのではないでしょうか。
フィットネスに通う以外に、ピラティスやヨガに通っている女性が多くいますが、女性に人気がある理由の一つにはダイエット効果があります。
ピラティスやヨガに関しても、運動をするというダイエットの他に、呼吸法を学ぶということがあるように、呼吸法を学ぶことで体の代謝を浴したり、ダイエット効果があったりするのは期待できるのではないでしょうか。
