夏の海での海水浴を毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。そもそも海水浴は、温泉と同じように皮膚を鍛える健康の維持と回復のための治療法として始まり、外国人たちのレジャーとしての広まりも相まって、明治時代以降に続々と日本に海水浴場が増えていったそうです。楽しい上に、健康にまで良いだなんて、絶対欠かすことのできない夏のレクリエイションのひとつですよね。
日本には世界的にも評価が高い素晴らしい海水浴場がありますが、そのほとんどは沖縄です。しかし本州の海水浴場も負けていません!そこで今回は沖縄を除いた、この夏行きたい本州のおすすめ海水浴場を厳選してご紹介します。
- 瀬波温泉海水浴場【新潟】
- 浄土ケ浜海水浴場【岩手】
- 逗子海水浴場【神奈川】
- 白浜大浜海水浴場【静岡】
- 淡輪海水浴場(ときめきビーチ)【大阪】
- 竹野浜海水浴場【兵庫】
- 境海岸(ヒスイ海岸)【富山】
- 高浜海水浴場【長崎】
瀬波温泉海水浴場【新潟】
温泉どころ新潟で100年以上の歴史を誇る温泉「瀬波温泉」の温泉街のすぐ裏手にあるロングビーチです。
温泉街の旅館やホテルからも歩いて1分程度でたどり着けるため、宿泊の予定があれば部屋から水着を着たまま海まで行くことができてしまいます。
そしてこの海水浴場のある日本海は夏はとても波が穏やかで、海水の透明度も高く海の中の魚を観察することも出来、家族連れにもオススメです。
浄土ケ浜海水浴場【岩手】
火山岩からなる白い岩で作られた自然の入江により外海と隔てられることによる、波が穏やかで清らかな入江。そして岩に育つ松の木と、白い岩、青い海からなる色のコントラストの美しい日本庭園のような景色が素晴らしい海水浴場です。
その美しさから、曹洞宗の霊鏡竜湖という和尚様が「さながら極楽浄土のごとし」とこの浜を評したことから、この名前で呼ばれるようになったのだと言われているのだそう。
逗子海水浴場【神奈川】
遠浅で波が穏やかなため、古くから家族連れに適した海水浴場として親しまれており、毎年大勢の人で賑わう海岸です。
浜辺には貝殻や砂利が少なく、粒の細かな美しい砂浜が続き、最近ではウィンドサーフィンなどでも賑わっています。家族連れに親しまれて来た歴史からか、飲酒や刺青、音楽などの利用客に対する使用の規制が日本一厳しいと言われてるので、実際に訪れる前に一度下調べすることをお勧めします。
白浜大浜海水浴場【静岡】
700mmにも及ぶ広い白浜が美しい、美しい海岸を多数持つ伊豆半島の中でも最大の海水浴場です。また美しいのはサラサラの白浜だけでなく、その水質も素晴らしく、静岡県の調査で、水質が極めて良好なAAA(環境省評価ランク)を受けているのだそう。
海水浴のシーズンにはサーフィンエリアと一般の海水浴エリアがしっかり分けられているのも、家族ずれには安心で環境にも人にも優しい海水浴場です。
淡輪海水浴場(ときめきビーチ)【大阪】
少し奥まった入り江にあるため波は穏やかで、白い砂浜が広がる美しい海岸ですが、なんと紀貫之の「土佐日記」や「万葉集」などの古い文書にも登場するほど歴史のある海岸で、古くから周辺地域と併せて景勝地として親しまれてきました。
現在では海水浴以外にも、潮干狩りや地引網、競技としてのビーチバレーまで楽しめる上、イベントショーなども行われる大阪屈指の海水浴場です。
竹野浜海水浴場【兵庫】
遠浅でキメの細かいサラサラの白砂の海岸が広がる海水浴場です。海藻や貝殻もほとんど落ちでおらず、水質もとてもきれいなので気持ちよく泳ぐことができますし、形を作りやすく砂遊びにもぴったりの海辺です。
海水浴以外にも、カヌーや遊覧船や塩作り体験など様々なアクティビティが用意されていて、雨が降ってしまった場合の対応も可能なのでお天気を心配しなくて良いのも嬉しいポイントです。
境海岸(ヒスイ海岸)【富山】
4kmにも渡る海岸が広がり開放感がありとても気持ちが良いです。なんとこの浜辺にはヒスイの原石が打ち上げられることもあるそうで、ヒスイ海岸とも呼ばれるのだということ。
特に波の荒い日の翌日はよくヒスイが見つかるそうなので、チャンスかも? また、間近に険しい山々が迫っているため、夕暮れ時には他にはない陰影を持った美しい夕日に照らされる海岸を見ることができ、恋人とのデートにもおすすめです。
高浜海水浴場【長崎】
長崎半島の先端、夫婦岩など奇岩が点在する風光明媚な海水浴場です。優れた水質と、穏やかな波、サラサラの白浜と海水浴場として申し分ない環境。そしてさらに、この海水浴場からは世界文化遺産に登録された廃墟の島「軍艦島」を望みながら泳ぐことができるのが特徴。
美しい海で泳ぎながら歴史の勉強もできてしまいます。さらに周辺には温泉施設もあり、週末を過ごすにはもってこいの海水浴場です。
今回は国内の特徴あるおすすめの海水浴場をピックアップしてご紹介しました。日本にはその地の特徴を活かした素敵な海水浴場がまだまだあるので、この夏、ぜひ色々な海に出向いて見てください。