ダイビングの必須アイテム「レギュレーター」について、レギュレーターを選ぶ時に知っておくと役立つ情報やおすすめのレギュレーターをご紹介。
これを読めば初めてのレギュレーター選びも失敗しないこと間違い無し!?
レギュレーターとは
レギュレーターはダイビングの生命線になる器材といわれ、タンク内の空気を呼吸する際に不可欠な機材です。
タンクとの接続部がファーストステージ、口にくわえる方がセカンドステージと言い、この部分を中圧ホースでつなげる構造をしています。
タンク内の気圧は200気圧前後の空気が入っています。人は生息している環境下と同気圧の空気が必要になります。日常生活で呼吸している環境が1気圧で、水深が深くなればなるほど、気圧は上がっていき、水深に合わせた気圧の空気が必要になります。
レギュレーターはタンク内に圧縮された空気を必要に合わせて口に送り込んでくれる重要な道具になります。
レギュレーターの種類
レギュレーターはファーストステージ部分において構造上2種類に分けられます。
1つは「バランスピストン」、もう1つが「バランスダイアフラム」です。
しかしこの2つは実際のダイビングで違いを感じることはないので、購入時に意識する必要は特になく、種類があることだけ覚えておけば良いと思います。
簡潔に違いを説明すると、「バランスピストン」は、万が一壊れても空気が供給され続けやすい構造になっており、接続部分の可動性能が良いため、ダイバーが首を振るなどの動きをしてもホースに引っ張られる堅苦しさがありません。
しかし、接続部分の可動部にゴミや砂などが入りやすく汚れやすいというデメリットがあります。
一方の「バランスダイアフラム」は、エアーの流量が多く、可動部にゴミやヨゴレも入りづらいです。
しかし、水圧で変形しやすく、どちらにもしても定期的に交換する必要があるので、ヨゴレや錆によって、交換が必要になるピストン型の方と大差はありません。
レギュレーターのセカンドステージ部分の違いは大きさやデザイン性の違いによる咥えやすさ程度です。自分の咥えやすいものを選べばよいでしょう。
人気ブランドのおすすめレギュレーター6選
日本アクアラング カリプソクラシック(2017) レギュレーター
このレギュレーターはスタンダードピストン機構の持つシンプルな構造をしており、強靭性の高い素材は高い耐久性を持っています。メンテナンス性にも優れ、ダイバーの呼吸ニーズにしっかりと応えることができるエアーを確保して供給してくれます。水面へのエントリー時のフリーフローを防ぐヴェンチュリー調節スイッチ(VASなどで、潜水時のエアー供給をしっかりとアシストしています。
SCUBAPRO(スキューバプロ) 12-950-060 MK25DB/S600DB DEEP BLUE レギュレーター
このレギュレーターはシンプルでトラブルが起きにくいピストン構造をしています。耐腐食性もあり、材質やデザイン性も優れています。セカンドステージにチタンが使用され、軽量化が図られていますので、口にくわえた時にとても楽といわれています。ファーストステージは真鍮製で、耐摩耗性や耐腐食性を高めるための7コーティングがなされており、キズが目立たないというメリットがあります。
TUSA ダイビング レギュレーター RS1103 BK
このレギュレーターはベーシックで高性能なレギュレーターで、バランスダイアフラム方式が採用されており、ファーストステージには小型かつ軽量、高性能なR1100バランスピストン方式が用いられています。フリーフローコントロールレバーがセカンドステージに装備されているというスタンダードタイプのレギュレーターです。
SCUBAPRO(スキューバプロ)レギュレーター MK25EVO/A700
このレギュレーターはプレミアムハイパフォーマンスモデルで、スキューバプロのレギュレーターラインの中で最高の呼吸パフォーマンスといわれ、最新のデザインとマテリアルを備えているフラッグシップモデルなのです。耐久性も高く、タフネスなレギュレーターです。
アクアラング レジェンド グラシア レギュレーター 129860
このレギュレーターは最新の機能をもっており、小型でエレガントなデザインが特徴です。レジェンドLUXやレジェンドLX搭載のMBS機能に代わってベンチュリースイッチが搭載され、ダイバーが口元からレギュレーターを離した時の水面でのフリーフローを防いでくれるという特徴などがあります。
アクアラング タイタンXLC レギュレーター
このレギュレーターはより快適に、より軽く、より呼吸感のよいレギュレーターを探している人におすすめのレギュレーターで、酷寒の環境下でも最高のパフォーマンスを発揮するという機能などもあるといわれているレギュレーターなのです。
レギュレーターの設置方法
最後にレギュレーターの設置方法をご紹介。
レギュレーターを設置する前にまずはタンクにBCをセットします。先にレギュレーターを設置すると、BCが設置できなくなるので注意してください。
BCを着用したときにセカンドステージは右肩から、ゲージは反対からとしましょう。
タンクに設置するファーストステージは空気の出る部分を前にし、指でしっかりとヨークスクリューを締めます。中圧ホースを繋いでバルブを開けてタンク圧の確認をします。