ダイビングをするには、様々な機材が必要です。
機材はダイビングスクールなどでレンタルできますが、本格的にダイビングをしたいなら、自分専用の機材を揃えておくのがおすすめです。
今回はダイビングに必要な主な機材と、それぞれの役割について説明していきます。
ダイビングに必要な機材一覧
ダイビングをするにあたって必要な、主な機材は以下のとおりです。
スノーケル | BCD | レギュレーター |
マスク | マリングローブ | ダイブコンピュータ |
ウェットスーツ | マリンブーツ | フロート |
ウェイトベルト | フィン | 水中ライト |
ここでは、これらの機材がどんなものなのかについて、一つずつ説明していきます。
スノーケル・マスク
「スノーケル」は、シュノーケリングをするとき、海中で呼吸をするために口にくわえる機材です。
ダイビングの際は、海中で呼吸するため、「レギュレーター」という機材を口にくわえます。
しかし、水面を移動する際や「スキンダイビング(呼吸装置を使わずに自分の息だけで呼吸するダイビング)の際には、スノーケルを使います。
「マスク」はダイビングの際、顔に装着する大きめのゴーグルです。
マスクに水が入ってこないよう、顔のサイズにフィットしているものを選びましょう。
ウェットスーツ・ウェイトベルト
「ウェットスーツ」は、ダイビングをする際に着用するスーツです。
ウェットスーツには、主に以下の種類があります。
- フルスーツ…長袖・長ズボンタイプ
- シーガル…半袖・長ズボンタイプ
- スプリング…半袖・半ズボンタイプ
「フルスーツ」は冬場や寒冷地、「スプリング」は夏場や温暖な海でのダイビングにおすすめです。
ダイビングをする季節や場所に合わせて、最適なものを選ぶといいでしょう。
「ウェイトベルト」は、ダイビングをする際、腰に着けるベルトです。
重しになっていて、これを着けることで、水中で浮き上がることを防げます。
マリングローブ・マリンブーツ・フィン
「マリングローブ」と「マリンブーツ」は、それぞれ海中で着用するグローブとブーツです。
マリングローブを着けることで、冬場や寒冷地でのダイビングでも、手を冷やさないように保温できます。
マリンブーツを履けば、海底などを歩く際、岩場で足を切ることを防げます。
「フィン」は海中を泳ぐ際、足先に着用する「足ヒレ」です。
フィンを着けることでたくさんの水をかけるため、裸足の状態に比べて、ずっと早く泳げます。
BCD
BCDは「Buoyancy Control Device(ボイヤンシー・コントロール・デバイス)」の頭文字をとったもので、ダイビングの際に浮力を調整するための機材です。
ベストタイプで、見た目はライフジャケットに似ています。
BCDには空気袋が付いており、空気タンクからこの空気袋に空気を送ることで、海中での浮力を調整可能です。
海中では、水深によって浮力が異なります。
BCDをボタン操作して浮力を調整することで、海中を移動しても一定の浮力でダイビングができます。
レギュレーター
レギュレーターはダイビング中、海中で呼吸するために、口にくわえる機材です。
口にくわえる側の反対側は空気タンクとつながっており、タンクに詰まった高圧の空気を、人が吸えるように減圧して供給する装置でもあります。
呼吸はダイビングの際の生命線となるので、自分が呼吸しやすいと感じる、自分専用のものを購入するのがおすすめです。
ダイブコンピュータ
「ダイブコンピュータ」はダイビング中、手首に着用する機材です。
見た目は腕時計に似ていますが、ダイブコンピューターにはダイビングをするのに欠かせない、以下の情報が表示されます。
- 潜水時間
- 水深
- 水温
潜水時間には、潜っている時間だけでなく、あと何分潜っていられるかも表示されます。
ダイビングをするうえで重要なライフラインなので、必ず用意しておきましょう。
フロート・水中ライト
「フロート」と「水中ライト」はともに、ダイビング中に遭難してしまったときのための機材です。
仲間とはぐれてしまったとき、海面でフロートをかざせば、自分がいる場所をアピールできるため、発見してもらえる確率が高くなります。
空気を入れれば、浮き具になるのも特徴です。
水中ライトは、夜間に仲間とはぐれてしまったとき、自分の居場所をアピールするのに有効です。
どちらもいざという時に必要なので、必ず用意しておきましょう。
まとめ
ダイビングに必要な機材は、以下のとおりです。
スノーケル | BCD | レギュレーター |
マスク | マリングローブ | ダイブコンピュータ |
ウェットスーツ | マリンブーツ | フロート |
ウェイトベルト | フィン | 水中ライト |
これらの機材はレンタルもできるため、無理に全てを揃える必要はありません。
しかしレギュレーターやダイブコンピュータなどのライフラインとなるものや、顔へのフィット感が重要なマスクについては、自分専用の物を買うのがおすすめです。