スキューバダイビングをする子供

ダイビング・シュノーケリング

 

投稿日時:

最終更新日: 2019.07.1

ダイビングのライセンスはひとつじゃない!?ライセンスの種類まとめ

ダイビングをインストラクターの引率なく、自由に行うにはCカードと呼ばれるライセンスが必要になります。

ライセンスにはいくつも種類があり、それぞれ潜れる深さや出来ることなど、制限内容などが異なります。

今回はダイビングのライセンス取得を考える人向けにライセンスの種類に関してご紹介します。

目次

ダイビングのライセンスとは

ダイビングのライセンスとは

出典:PADI

ダイビングにはライセンスが必要とされていますが、ライセンスと言っても法的な縛りはなく、ライセンス無しでダイビングしても罰金などはありません。

しかし、ダイビングショップなどでエアーを充填する場合などにはライセンスの提示が必要であり、実質的にはライセンス無しでダイビングを楽しむのは困難です。

ダイビングのライセンスはCカードと呼ばれ、認定・認証などを表す「Certification」の頭文字に由来しています。

一度取ってしまえば更新の必要はなく、一生ものになります。ダイビングのライセンスにはダイバーのレベルに応じた複数の種類がありますが、発行されるライセンス自体は全てCカードになります。

ダイビングのライセンスと言っても、国が発行・管理する法的なライセンスではなく、Cカードは指導団体によって発行・管理されており、中でも最も大きな団体はPADIになります。

世界中のダイバーの内、実に7割がPADIのライセンスだと言われています。その他にはCMAS、NAUI、SSIなどがあります。Cカードにはいくつかクラスがあり、クラスに応じて出来ること、取得に必要な条件、予算、日数なども変わってきます。各クラスの内容を把握して、自分が目指したいクラスを設定しましょう。団体に応じて呼び名などには違いがありますが、内容面に関しては大差がないようになっています。今回は最もメジャーなPADIのライセンスの種類をご紹介します。

ライセンスの種類①オープン・ウォーター・ダイバー(OWD)

最初に必ず取得するCカードです。このCカードを取得することで

・水深18mまでの潜水が可能
・同ランクのダイバーが2人揃う(バディを組む)ことで、インストラクターなしでダイビングすることが可能

になります。

満10歳以上で、病歴/診断書に該当項目がない健康体の方であれば誰でも取得可能です。受講内容はダイビングに関する基礎知識を学ぶ学科実習、プールや浅瀬でダイビングスキルを学ぶ限定水域実習、実際の海の中で学んだ内容を実践する海洋実習の3つになります。

最短で1日、3日もあれば取得可能で、お値段は沖縄であれば総額3万円前後、東京などであれば5万円程度になります。

ライセンスの種類②アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(AOW)

ライセンスの種類②アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(AOW)
OWDを取得後、更に水深の深い場所に潜りたい、水中写真や魚の観察などのアドベンチャー・ダイブを行いたいと思った人が取得する中級ランクのCカードがアドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバーです。

水深30mまで潜ることができ、水深の浅い場所では見られない海の生き物に出会うことができます。24種類のコースから5つのコースを受講することで取得することができます。

OWD又は同等の他団体Cカード取得者の満12歳以上であれば取得することができます。2、3日で水中写真に関する内容などを学科実習で学び、海洋実習で学んだことを実践します。料金は沖縄であれば3万円〜4万円、東京などでは5万円程度になります。

ライセンスの種類③スペシャルティ・ダイバー(SP)

ライセンスの種類③スペシャルティ・ダイバー(SP)
OWD取得後から取得可能で専門特化した各分野のダイビングに関して知識と技能を身に着けたダイバーを目指します。例えば深く潜るディープ・ダイビング、ボートからダイビングするボート・ダイビング、沈船を探索するレック・ダイビングなどがあります。

一部の分野に関してはAOWのCカードが必要になります。SPはテーマ毎に分かれており、自分が学びたい内容を学ぶスタイルになります。各テーマはどれも学科実習・海洋実習からなり、1日又は2日で取得可能です。値段は1テーマ1万円〜2万円程度になります。

ライセンスの種類④レスキューダイバー(RED)

安全にダイビングを楽しみたい、友達や一緒に潜っているバディの手助けをしたいという方が目指すCカードです。未然にトラブルを防ぐ能力や緊急時の応急処置のスキルが身につきます。

受講するにはAOW資格所得者、緊急用酸素の与え方を学ぶ酸素SP資格、応急手当の方法を学ぶEFR(エマージェンシーファーストレスポンス)資格が必要になります。1日又は2日で取得可能です。

ライセンスの種類⑤インストラクターライセンス

ライセンスの種類 インストラクターライセンス

ダイビングのインストラクターとして活動するために必要なライセンスを取得するにはオープン・ウォーター・スクーバ・インストラクター(OWSI)を受講し、IE試験に合格する必要があります。

OWSIを受講するためにはダイブ・マスター (DM)を取得しておく必要があり、インストラクターへの第一歩となります。

DMを取得すると、インストラクターではありませんが、プロダイバーとしては水中ガイドを行うことは可能で、Cカードも黒色になります。

インストラクターはプロダイバーの更なる上のランクと言うことになります。

インストラクターにはアシスタントとして活動するためのアシスタント・インストラクター(AI)もあり、PADIではIDCと言われるインストラクターを目指す人のためのQWSIとAIがセットになった7日間の受講コースがあります。

インストラクターを目指すとなると、30万〜40万円の受講料がかかることは覚悟しておいて下さい。

ダイビングのライセンスと言っても様々な種類があり、それぞれで制限内容なども異なるので、どんなダイビングをしたいかを決めて、それに合ったライセンスを取得するようにしましょう。

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